ニキビの原因は様々ですが、主に３つ。
1）ニキビは男性ホルモンの作用による皮脂分泌増加
2）毛穴の閉塞に伴う毛包内での皮脂貯留
3）アクネ菌（Cutibacteriun acnes）の増殖・炎症

軽症・・・片側に炎症性皮疹が5個以下
中等症・・6個以上20個以下
重症・・・21個以上50個以下
最重症・・50個以上

尋常性ざ瘡治療ガイドラインでは、上記の重症度にもとづき、軽症では塗り薬、中等症以上では内服抗菌薬を合わせた治療を推奨されています。
何よりニキビの治療で大切なことは、「処方されたお薬を使って継続すること」に尽きます。ニキビの治療期間は、早くて数週間で効果を実感し3ヶ月程度が目安です。

保険適応となる外用薬・内服薬

種類	薬剤名	画像	重症度	説明
外用薬	ディフェリンゲル（アダパレン）		急性期・維持期	・レチノイド様作用があり、皮膚のターンオーバーを促進、毛穴詰まりを改善 ・白ニキビ、ニキビ跡の黒ずみに効果的 ・妊娠中、授乳婦使用不可
外用薬	べピオゲル・べピオローション（過酸化ベンゾイル）		急性期・維持期	・ピーリング作用、抗菌作用にて赤ニキビにも効果的 ・妊娠中、授乳婦使用可
外用薬	デュアック配合ゲル（過酸化ベンゾイル・クリンダマイシン）		急性期	・べピオにクリンダマイシンが配合されより赤ニキビに効果的 ・耐性菌出現の可能性もあり、12週間までの使用 ・妊娠中、授乳婦使用可
外用薬	エピデュオゲル（アダパレン・過酸化ベンゾイル）		急性期・維持期	・アダパレン、過酸化ベンゾイル単剤より効果的だが副作用もでやすい ・中等症～最重症の赤ニキビに効果的 ・妊婦、授乳婦使用不可
内服薬	ミノマイシン（ミノサイクリン系）		推奨度A	塗り薬で効果が不十分、中等症以上の方に使用を検討します。 4～8週間継続使用し、連続使用は最長でも12週間です。
内服薬	ビブラマイシン（テトラサイクリン系）		推奨度A	塗り薬で効果が不十分、中等症以上の方に使用を検討します。 4～8週間継続使用し、連続使用は最長でも12週間です。

• 保険適応の治療薬でなかなか治らない
• ニキビがいっぱいできて悩んでいる
• 軽いニキビが治ってもまたできてと繰り返している

上記の方は大変、鏡を見るたび辛い思いをされているかと思います。そのようなケースでは自費治療にはなりますが、治療効果が高く以下の内服お勧めします。

費用

当院の治療で使用する内服薬、外用薬一例
当院では治療に加えて、ニキビの予防に効果的な内服薬、スキンケアの提案も行っております。